大相撲の歴史とは何か?両国国技館の見どころも完全解説

両国国技館

2025年の大相撲初場所(1月場所)は、東京の両国国技館で1月12日(日)から1月26日(日)まで開催されます。大相撲は、日本の体育や文化の豊かさを訴える国技として長い歴史を持つ流一の流通行事。両国国技館はその経歴と文化を深く知ることができる会場です。今回の記事では、大相撲の起源から現代に致るまでの歴史と、両国国技館の見どころを解説します。大相撲ファンの方も初心者の方も楽しめる内容になっています。

大相撲の歴史の起源:国技としての成り立ち

大相撲の歴史は、日本の古代に遡ります。その起源は神話や伝説に基づいており、古事記や日本書記に力くらべの神話が記されているそう。大相撲発祥の地は、諸説ありますが、日本書記によると、天皇の前で相撲が取られたのが奈良県桜井市。桜井市穴師には相撲神社があります。大相撲が実際の競技として発展したのは奈良時代以降で、宮廷で行われる儀式や祭りの一環として行われました。特に、相撲が武士の間で武術訓練として採用された平安時代には、競技としての形が整い始めました。

大相撲

江戸時代には、大相撲が庶民の娯楽として広がりを見せました。この時期に、現在の形式である土俵や行司が登場し、興行としての基盤が固められました。明治時代に入ると、大相撲は国家的な行事として扱われるようになり、国技としての地位を確立しました。現在でも、大相撲は日本文化の象徴として、多くの人々に愛されています。

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国技館の建設から見る大相撲の経歴

両国国技館は、大相撲の中心的な舞台であり、その運営方法からも競技の発展を垣間見ることができます。初代国技館が建設されたのは1909年(明治42年)で、大相撲が近代スポーツとしての体制を整え始めた時期。当時の国技館は、日本国内の他のスポーツ施設とは異なり、観客席が土俵を囲む円形の構造になっており、独特の文化を反映していました。

両国国技館

現代の両国国技館は、戦後しばらくの1985年に完成したもので、1万人以上を収容できる最新の施設です。施設内には、相撲博物館や選手の練習場が併設されており、大相撲の伝統を守りつつも、現代のニーズに対応しています。また、年間を通じて行われる本場所だけでなく、地域巡業やイベントも開催され、相撲文化を広める役割を果たしています。

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大相撲文化の特色:相撲甚句やちゃんこの深ぼり

大相撲は、試合そのものだけでなく、その周辺文化も大きな魅力の一つです。「相撲甚句」は、力士たちが披露する伝統的な歌で、大会期間中や特別なイベントで聴くことができます。この歌は、力士の日常や相撲の世界観をユーモアを交えて表現しており、観客を楽しませる重要な要素です。

また、力士たちの主食である「ちゃんこ鍋」も相撲文化の象徴です。ちゃんこ鍋は東京の郷土料理。ちゃんこ鍋は栄養バランスが良く、力士が体力を維持するために欠かせない料理として知られています。最近では、一般の飲食店でも提供されることが多く、相撲文化を身近に感じられる存在となっています。これらの文化的要素は、相撲の試合とともに楽しむことで、より深い理解と感動を得ることができます。

ちゃんこ鍋

出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_28_tokyo.html)

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両国国技館の見どころガイド:大相撲スポットを楽しもう

大相撲

現在は大相撲の大人気にともなって、チケットが大変取りづらくなっていますが、両国国技館は、大相撲の試合観戦だけでなく、さまざまな楽しみ方ができるスポットです。館内には「相撲博物館」が併設されており、歴代の横綱の写真や相撲道具、貴重な資料が展示されています。また、館内ショップでは、相撲グッズや力士の名前が入った特製グッズを購入することができ、お土産選びにも最適です。

相撲博物館 概要

令和7年(2025)1月12日(日)~4月17日(木)
優勝力士~大相撲この100年~ 展覧会開催中
https://www.sumo.or.jp/KokugikanSumoMuseum/

住所 〒130-0015 東京都墨田区横網1-3-28(国技館1階)
アクセス JR両国駅 西口より徒歩1分
都営大江戸線 両国駅より徒歩5分
TEL 03-3622-0366
営業時間 10:00〜16:30(最終入館16:00)
※スケジュール
催事予定 – 日本相撲協会公式サイト
休館日 土・日・祝及び年末年始
※臨時休館日があるため要問合せ
入館料 無料
※東京場所中は大相撲観覧券が必要となります
URL 沿革・概要 – 日本相撲協会公式サイト

 

さらに、国技館周辺には相撲部屋や相撲関連の飲食店が点在しており、力士たちが普段食べているちゃんこ鍋を味わうことができます。両国の街には大相撲にちなんだ銅像や石碑があったり、大相撲ファンなら一度は訪れてみたい「両国」の街全体が、相撲の魅力であふれています。観光と相撲の両方を満喫できる場所として、多くの人々に親しまれています。

両国

大相撲の現代化:日本文化としての存在意義

大相撲は、伝統を守りながらも現代化を進めてきました。例えば、国際的な知名度を高めるために、海外公演や外国人力士の受け入れを積極的に行っています。これにより、大相撲は日本国内だけでなく、世界的なスポーツイベントとしての地位を確立しつつあります。

大相撲の取組をチェック

また、現代のテクノロジーを活用した取り組みも注目されています。試合のライブ配信や、その日の取組がチェックできるアプリが開発されたり、デジタル化によって若い世代にも親しみやすい形に進化しています。同時に、伝統的な文化としての意義を維持するため、礼儀や格式といった日本文化の象徴的な要素も大切にされています。

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外部サイト:
日本相撲協会公式アプリ「大相撲」 – Google Play のアプリ
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大相撲は、国技としての長い歴史とたった一つの文化です。両国国技館ではその魅力を盛り込む場所として、日本人にとっても観光客にとっても記憶に残る体験を提供しています。今日は両国を訪れ、大相撲の歴史と現代を踏まえて楽しんでみませんか?

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