1月15日から1月20日までの6日間、新宿髙島屋11階 催会場にて開催される第68回東京都伝統工芸品展は、家族みんなで楽しめる体験型イベント。日頃あまり一度に触れる機会が少ない日本の伝統工芸が持つ歴史や技術を学びながら、輪島塗をはじめとする伝統工芸品の美しさを体感したり、制作体験で自分だけの作品を作ったりできます。伝統の息吹を感じながら、新しい発見を家族で楽しみませんか?
目次
親子で知ろう!伝統工芸とは?│輪島塗をはじめとする作品の魅力
輪島塗をはじめ、日本全国の伝統の技が集結‼
伝統工芸とは、長い歴史の中で研鑑され、一人一人の技巧で作られた気品ある製品です。その中でも「輪島塗」は、国指定の伝統工芸品の一つとして知られています。輪島塗は、四季抵抗性と漂迷のない黒色の光澤が特徴で、大切な人へのギフトや家庭用の食器として人気です。
東京都伝統工芸品展では、そのような伝統工芸品を親子で一緒に見て学べるチャンスです。子どもには、どうしてこんなに美しく、不思議な作品が作られるのかを理解しやすく教えてあげましょう。伝統工芸の声に耳を注ぐと、その背景にある人々の思いや技術に驚きと敬意を抱くはずです。
1月15日から1月20日までの6日間!新宿髙島屋11階 催会場にて開催
第68回東京都伝統工芸品展は、令和7年1月15日(水)から1月20日(月)までの6日間、場所は、新宿高島屋11階の催事場にて開催されます。主に展示会や物産展、販売イベントなど多様な催しが行われる会場で、昨年も東京都伝統工芸品展が開催されました。広々としたスペースでアクセスも良好で、新宿駅南口から直結しているため、多くの来場者が訪れやすい場所となっています。
開催時間は、連日午前10時30分から午後7時30分まで。最終日は午後6時までとなります。
外部サイト:
東京都伝統工芸品展 | 新宿タカシマヤ
職人とお話しよう!「ブースツアー」は英語の話せるガイド付☆
見るだけではなく、自分の手で作業してみると、伝統工芸の難しさや楽しさがより実感できます。東京都伝統工芸品展では「ブースツアー」が連日、12時~と15時~の1日2回開催予定です。
各回8名さままで。また、このブースツアーは、英語の話せるガイドさんがついてくれるそうです。海外の方に日本の伝統工芸のことをもっと知ってもらうチャンスです。当日予約は会場にて。事前のお申込も可能です。ブースツアーは無料です。ご友人などを連れて一緒にご案内を受けてみては?
東京都伝統工芸品展ブースツアーのお申込はこちらから
第68回 東京都伝統工芸品展 ~Tokyo Traditonal Crafts Fair~ | Peatix
観るだけじゃない!買い物や体験も楽しめる伝統工芸品展
東京都伝統工芸品展は、ただしかな日本の伝統工芸品を間近で観るだけではなく、買い物や作り手と直接話せるイベントも楽しめる場所です。今年の伝統工芸品展は2025年1月15日に開催され、東京都の伝統工芸に関するさまざまなブースが用意されます。なかには、実際に職人さんが手作業をされたりする実演をみることができるブースがあるので必見です。地域に根ざした超一流の技術を持つ作り手達のこだわりを直接聞くことができます。観るだけではなく、オリジナルな工芸品を買うことも出来ます。好きな工芸品を職人さんから直接購入できたりするのもなかなかない体験です。
その上、親子で楽しめるイベントや、学生でも参加しやすいように考えられたコーナーも多数用意されており、伝統工芸の世界を近くに感じることができます。このイベントを通して、伝統工芸に対する理解を深めるだけでなく、日常の生活に揃えた伝統工芸品を借りることで、日本の文化を更に近く感じられるでしょう。
伝統工芸品の展示・販売(東京都指定工芸品 38工芸品)
★印は各ブースにて実演あり!
村山大島紬 | 江戸刷毛★ | 江戸甲冑★ | 江戸からかみ |
東京染小紋 | 東京仏壇 | 東京籐工芸★ | 江戸木版画★ |
本場黄八丈 | 東京額縁 | 江戸刺繍★ | 東京七宝★ |
江戸木目込人形★ | 江戸象牙★ | 江戸木彫刻★ | 東京手植ブラシ★ |
東京銀器 ★ | 江戸指物★ | 東京彫金★ | 江戸硝子 |
東京手描友禅★ | 江戸更紗 | 東京打刃物★ | 江戸手描提灯★ |
多摩織 | 東京本染ゆかた・てぬぐい | 江戸表具★ | 東京洋傘★ |
東京くみひも★ | 江戸衣装着人形 | 東京三味線★ | 東京手彫り印章★ |
江戸漆器★ | 江戸切子 | 東京無地染 | |
江戸鼈甲★ | 江戸押絵羽子板★ | 東京琴★ |
その他の工芸品
★印は各ブースにて実演あり!
桶★ | 伝統ブラシ★ | 江戸つまみ簪★ |
伝統工芸品とは何?を次の記事では解説しています。
輪島塗の歴史と今を知る│黒い輝きの秘密に迫る
輪島塗(わじまぬり)は、石川県輪島市で生まれた伝統的な漆工芸で、約600年の歴史を誇ります。その特徴は、耐久性に優れ、美しい黒と深みのある輝きです。この黒い輝きの秘密は、漆(うるし)と呼ばれる天然樹脂の塗り重ね技術にあります。職人たちは何度も漆を塗り、磨き上げることで、独特の質感と耐久性を実現しています。
また、輪島塗には「塗り」と「蒔絵(まきえ)」の技術が欠かせません。塗りは、下地を作る工程から始まり、塗り重ねて強度と美しさを生み出します。一方、蒔絵は金粉や銀粉を使って模様を描く装飾技法で、高い芸術性が魅力です。これらの技法が、輪島塗を他の漆器と一線を画す存在にしています。
近年では、伝統を守りつつも現代のライフスタイルに合うデザインの作品も増えています。たとえば、普段使いできるカップやプレートなど、実用性と芸術性を兼ね備えた製品が注目されています。東京都伝統工芸品展では、そんな輪島塗の新旧の魅力を間近で楽しむことができます。
輪島塗の魅力に触れ、その歴史と技術に感動すること間違いなしです。
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制作体験コーナーで自分だけの工芸品を作ろう!
東京都伝統工芸品展では、伝統工芸のものづくりが体験できる制作体験コーナーが用意されています。このコーナーでは、実際に職人と触れ合いながら、自分だけのオリジナル工芸品を作ることができます。普段ではなかなかできない貴重な体験ができる機会をお見逃しなく!
体験を通じて、伝統工芸の奥深さや、職人の技術の素晴らしさを実感できるでしょう。また、自分で作った作品を持ち帰れるので、記念品やお土産としてもぴったりです。特に初めて挑戦する方にとっては、ものづくりの楽しさを学びながら、日本の文化を体感する絶好の機会となります。家族や友達と一緒に訪れて楽しむのもおすすめ! 伝統工芸が身近に感じられるこのイベントで、ぜひ日本文化の魅力を再発見してみてください。
東京都伝統工芸品展:制作体験の事前予約はこちら
第68回 東京都伝統工芸品展 ~Tokyo Traditonal Crafts Fair~ | Peatix
製作体験:ものづくりできるもの一覧スケジュール
※お申し込みは上記の事前予約をクリックして下さい。
※当日予約は会場にて承ります。※参加人数には限りがあります。
※都合により内容が変更となる場合がありますのでご了承ください。
1月15日(水)11時~14時 15時~18時
東京仏壇
◆食卓を彩るお手元作り(銘木箸、箸置き、組子コースター2枚)
60分 5,000円(税込)
東京銀器
◆銀の指輪の製作体験
30分 3,500円(税込)
1月16日(木)11時~14時 15時~18時
江戸更紗
◆ミニトートバッグ製作
30分 2,800円(税込)
江戸木版画
◆多色摺り木版画葉書2種製作(葉書立て付き)
45分 2,200円(税込)
※ 江戸木版画は11時~13時、15時~18時となります。
1月17日(金)11時~14時 15時~18時
東京仏壇
(銘木箸、箸置き、組子コースター2枚)
60分 5,000円(税込)
東京手描友禅
◆エコバッグの友禅体験
45分 3,850円(税込)
1月18日(土)11時~14時 15時~18時
東京本染ゆかた・てぬぐい
◆注染手ぬぐい染め体験
20分 2,750円(税込)
江戸指物
◆桧八角箸製作体験
30分 2,200円(税込)
1月19日(日)11時~14時 15時~18時
東京洋傘
30分 2,750円(税込)
東京籐工芸
◆籐カゴ作り
90分 3,850円(税込)
1月20日(月)11時~14時 15時~18時
江戸刺繍
布地:塩瀬の帯地
180分 22,000円(税込)
江戸木版画
45分 2,200円(税込)
※ 江戸木版画は11時~13時、15時~18時となります。
東京都伝統工芸品展は、親子で楽しめる学びと体験の場です。制作体験や作品ツアーを通して、伝統工芸の魅力をもっと身近に感じられます。歴史ある作品を通じて、日常に「特別」なひとときを加えてみませんか?この機会にぜひ家族で訪れてみてください♪
1月12日(日)からは大相撲初場所がはじまります!
両国にお出かけの際は、ぜひ、街歩きガイドツアーもチェックしてみてください。