箱根駅伝の歴史と完全ガイド|往路・復路のコース詳細や最新優勝校情報

箱根駅伝栄光の碑(箱根芦ノ湖)

箱根駅伝は、日本の正月を彩る伝統的な大学駅伝競走であり、1920年に創設されて以来、多くのドラマと感動を生み出してきました。本記事では、箱根駅伝の歴史やコースの詳細、近年の優勝校、協賛企業について詳しく解説します。さらに、各区間の出発時間やコースの特徴も紹介し、観戦の際の参考にしていただければ幸いです。最後には、今年開催のマラソン大会への参加をおすすめする内容も盛り込みました。

箱根駅伝の歴史

箱根駅伝ゴール地点 読売新聞本社前の銅像

箱根駅伝は、1920年(大正9年)。「世界に通用するランナーを育成したい」という思いから、マラソンの父と称される金栗四三氏らによって創設されました。彼は、1912年のストックホルム五輪にマラソン代表として出場しましたが、途中棄権に終わり、その経験が駅伝創設の原動力となりました。1917年には、日本初の駅伝である「東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」が京都から東京までの516kmで開催され、これが箱根駅伝の原型となりました。以来、箱根駅伝は学生ランナーたちの熱い戦いの場として、多くのファンに愛され続けています。

詳細:外部サイト
箱根駅伝とは|東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト

往路コースの詳細と出発時間

箱根駅伝(スタート地点・読売新聞東京本社前)

箱根駅伝の往路は、東京都大手町の読売新聞東京本社前をスタートし、神奈川県箱根町の芦ノ湖までの約107.5kmを5区間に分けて競われます。各区間の詳細は以下の通りです。

  • 1区(21.3km): 大手町から鶴見まで。平坦なコースで、各校のエースが集う花の1区として知られています。

  • 2区(23.1km): 鶴見から戸塚まで。最長区間であり、エース区間とも称され、上り坂が多く選手の実力が試されます。

  • 3区(21.4km): 戸塚から平塚まで。海岸線に沿った風景が美しいコースで、風の影響を受けやすいのが特徴です。

  • 4区(20.9km): 平塚から小田原まで。比較的平坦ですが、終盤にかけてアップダウンがあり、スタミナが求められます。

  • 5区(20.8km): 小田原から箱根・芦ノ湖まで。標高差約800mを一気に駆け上がる山登りの区間で、レースの大きな山場となります。

スタート時間は毎年1月2日の午前8時で、各区間の選手たちがタスキをつなぎながらゴールを目指します。

復路コースの詳細と出発時間

戸塚のマンホール蓋 東海道・箱根駅伝

復路は、芦ノ湖から大手町までの約109.6kmを5区間に分けて行われます。各区間の詳細は以下の通りです。

  • 6区(20.8km): 芦ノ湖から小田原まで。急な下り坂が続くため、下りの技術とスピードが求められます。

  • 7区(21.3km): 小田原から平塚まで。平坦なコースで、スピード勝負となります。

  • 8区(21.4km): 平塚から戸塚まで。海岸線沿いの風景が広がり、風の影響を受けやすい区間です。

  • 9区(23.1km): 戸塚から鶴見まで。上り坂が多く、選手の持久力が試されます。

  • 10区(23.0km): 鶴見から大手町まで。フィニッシュに向けて各校のアンカーが激走する、感動のフィナーレを迎える区間です。

復路のスタート時間は1月3日の午前8時で、各校の順位が最終的に決定されます。

近年の優勝大学と協賛企業

近年の箱根駅伝では、青山学院大学が強さを発揮し、複数回の優勝を果たしています。また、東海大学や駒澤大学も上位に食い込むなど、熾烈な争いが繰り広げられています。

協賛企業としては、サッポロビールが長年にわたり特別協賛を務めており、箱根駅伝の名称を使用したPR活動を展開しています。また、スポーツ用品メーカーのミズノも唯一の協賛メーカーとして大会を支えています。

まとめ:今年のマラソン大会に参加してみよう

箱根駅伝の歴史やコースの詳細、近年の優勝校や協賛企業についてご紹介しました。この伝統ある大会を観戦することで、多くの感動や刺激を受けた方も多いのではないでしょうか。そんな皆さんにおすすめしたいのが、今年開催のマラソン大会への参加。日本各地では初心者向けの短距離マラソンから本格的なフルマラソンまで、さまざまな大会が開催されています。マラソンに参加することで、駅伝選手たちの努力や素晴らしさをさらに実感できるはず。また、家族や友人と一緒に挑戦すれば、新たな絆を育む機会にもなります。

次の記事では、今年2024年に開催される市民マラソン大会をご紹介しています。