山口県の郷土料理として親しまれている“チキンチキンごぼう”をご存じですか?このユニークな名前の料理は、鶏肉とごぼうを甘辛く煮た絶品の家庭料理です。子どもから大人まで幅広く愛され、学校給食にも登場するほど人気があります。この記事では、チキンチキンごぼうのレシピやその歴史、発案者のエピソード、さらには給食として提供される背景について詳しくご紹介します。この料理の魅力を知れば、きっと食べたくなること間違いなしです!
目次
チキンチキンごぼうとは?何県の郷土料理?
山口県の郷土料理「チキンチキンごぼう」
チキンチキンごぼうは、山口県の地産地消を意識して作られた学校給食発のメニューです。一口サイズの鶏の唐揚げと素揚げしたごぼうを、甘辛いタレで絡めており、ご飯が進む味わいで子どもたちに大人気です。地元で採れる新鮮な鶏肉やごぼうを使用し、地域の農業や畜産を支える役割も果たしています。地元の素材を使ったこの一品は、味わいだけでなく、地域とのつながりを感じさせてくれる温かいメニューです。今では、山口県を代表する郷土料理となりました。
参考サイト
チキンチキンごぼうの発案者
山口県民のソウルフードはどこで誕生したの?
チキンチキンごぼうは、約30年前に山口市の学校給食から生まれた人気メニューだそう。給食の献立に変化を求めた栄養教諭が家庭からレシピを募集し、その中で採用されたのが「チキンチキンごぼう」でした。採用後すぐに子どもたちに大好評となり、市内の学校、さらに山口県全域の給食で定番メニューとして親しまれるようになりました。
この料理が“郷土料理”として広まるきっかけとなったのは、地元イベントや料理教室で積極的に紹介されたこと。また、名前のインパクトも広がりに一役買いました。“チキンチキン”というリズミカルな響きが子どもたちに受け入れられやすく、家庭だけでなく学校給食にも採用されるようになりました。
チキンチキンごぼうと学校給食
地域密着型の食育の一環として活用
山口県の学校給食では、地元の味を伝える取り組みの一環として、チキンチキンごぼうが提供されています。子どもたちに地元の食文化を知ってもらい、食育を推進する目的で採用されました。
給食での提供にあたっては、家庭用レシピをベースにしながら、栄養バランスを考慮してアレンジが加えられています。また、調理員たちの工夫により、子どもたちがより食べやすくなるような工夫がされています。ごぼうや鶏肉といった地元食材を使用することで、地産地消の推進にも貢献しています。
また、山口県の飲食店が「チキンチキンごぼう」の出来栄えを競う、「チキンチキンごぼう選手権」も開催されているそうです。
チキンチキンごぼうのレシピ
簡単で美味しい家庭料理!材料と作り方を紹介
チキンチキンごぼうは、シンプルな材料で作れる家庭料理です。主な材料は鶏肉、ごぼう、醤油、砂糖、みりん、酒の基本調味料のみ。今回は、県内の小学校で実際に配布されたレシピをご紹介します♪
材料(4人分)
鶏もも肉:300g
酒:小さじ2
ごぼう:180g
えだまめ:30g
片栗粉:適量
*調味料
・砂糖:大さじ1と1/3
・醤油:大さじ1と1/2
・酒:小さじ2
・みりん:小さじ2
・みりん:大さじ1
作り方
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ごぼうを斜め薄切りにして水にさらし、鶏肉を一口大に切っておく。枝豆はゆでて、さやから出しておく。
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調味料を合わせ、ひと煮立ちさせ、タレを作る。
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鶏もも肉と水気をきったごぼうに片栗粉をまぶし、揚げる。
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揚げた鶏もも肉、ごぼう。枝豆を2のタレにからめて出来上がり。
これで、ご飯にぴったりな甘辛い味わいのチキンチキンごぼうが楽しめます。
*今回はこちらのレシピをご紹介しました♪
その他にもレシピサイトなどで様々なアレンジレシピが紹介されています。
参考サイト
まとめ|山口の味、愛情たっぷりチキンチキンごぼうを味わおう
山口県の“チキンチキンごぼう”は、シンプルでありながら深い味わいを持つ郷土料理です。その誕生背景には、地域の知恵と愛情が込められており、給食などを通じて次世代にも受け継がれています。一度作ってみれば、その魅力を実感できるはずです。ぜひ、家庭でこの郷土料理を味わってみてください。
次の記事では、鯨を使った全国の郷土料理をご紹介しています。ぜひご覧ください。