今週末10月27日は第50回 衆議院選挙 です。今回は、初めての選挙に参加する18歳の方や、選挙のことがよくわからないという方に向けて、選挙の基本や投票の流れをわかりやすく解説します。選挙は私たち一人ひとりの声を国や地域に届ける大切な機会です。選挙の仕組みや投票手順、選挙情報チェックに役立つサイトなどをわかりやすくお伝えします。今回の記事で、少しでも選挙に関心がわいてもらえるとうれしいです‼
目次
- 衆議院選挙 って何?初めての選挙に備えるための基礎知識
- 日本の選挙権年齢は18歳。世界では16歳でも投票できる国がある?
- 選挙の大切さを伝える!めいすいくんってどんなキャラクター?
- 選挙を支えるボランティアと投票所の減少、人手不足問題
- 2024 第50回 衆議院選挙 :注目の議席数について
- 2024年の 衆議院選挙 :各政党の公約と候補者をチェックしよう!
- 投票前に確認!第50回 衆議院選挙 のスケジュールと投票方法
- 投票の仕方:手続きから実際の投票までのステップ
- インターネットで 衆議院選挙 情報を調べよう!おすすめの選挙情報サイト
- 衆議院選挙 2024特設サイト【小選挙区】
- 衆議院選挙 2024特設サイト【 比例代表 】
- まとめ: 衆議院選挙 へ行って投票率を上げよう!
衆議院選挙 って何?初めての選挙に備えるための基礎知識
選挙とは、私たち国民が代表者を選び、政治に参加するための大切な機会です。選挙では、各候補者や政党が提案する政策やビジョンに基づいて、私たちが誰を支持するかを決めます。選挙で選ばれる代表者は、私たちの生活に影響を与える法律や政策を決めるため、投票することは自分の未来や社会に関わる重要な行動です。
なかでも 衆議院選挙 は、日本の国の代表を選ぶための大切な選挙で、約4年ごとに行われます。日本には「衆議院」と「参議院」の二つの国会があり、衆議院は特に国民の声を反映する役割を持っています。 衆議院選挙 では、18歳以上の国民が一票を投じて、各地域の代表となる「議員」を選びます。選ばれた議員たちは、法律を作ったり、国のリーダーである内閣総理大臣を決めたりする大切な仕事をします。
日本の選挙権年齢は18歳。世界では16歳でも投票できる国がある?
日本では、2016年に選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられ、より多くの若者が政治に参加できるようになりました。日本国民であれば、満18歳以上の方は国政選挙( 衆議院選挙 や参議院選挙)に投票する権利があります。ただし、投票するためには、事前に住民登録がある自治体で選挙人名簿に登録されていることが必要。未成年者(18歳未満)にはもちろん選挙権がありませんが、日本に住んでいる外国籍の人も選挙権はありません。
世界の多くの国で選挙権年齢は18歳とされていますが、一部の国では異なります。例えば、アルゼンチンでは16歳から選挙権があります。また、ブラジルやアルゼンチンでは、16歳で任意、18歳から義務の投票制度も特徴的です。選挙権年齢は国ごとの歴史や制度に基づいて決められています。
選挙の大切さを伝える!めいすいくんってどんなキャラクター?
選挙にゆるキャラなんていたの!?と思われた方は、選挙の投票用紙や選挙ポスター掲示板などをチェックしてみてください。「せんきょ」と書かれた紙をもった犬orねこのようなゆるキャラがみつかるはずです。このキャラクターは、選挙の「めいすいくん」。日本における選挙活動のシンボルキャラクターで、特に若年層や初めて選挙に参加する人々に向けて、選挙の重要性をアピールする役割を担っています。1983年に公職選挙法の改正を機に誕生し、選挙に関連するさまざまなイベントやキャンペーンで活躍しています。
「めいすいくん」という名前は、「明るく正しい選挙」を意味する「明るい選挙推進」の略称からきているそう。よく見ると、頭の上のところから投票できるようになっているおもしろいデザインになっています。気になった方は、めいすいくんの詳細w
選挙のめいすいくん ポーズ集 | 公益社団法人 明るい選挙推進協会
選挙を支えるボランティアと投票所の減少、人手不足問題
選挙ポスターを立てたり、投票会場で案内をするのは、立候補者の支援者や地域のボランティアです。特に高齢者が多く、若い人の参加が少ないことが課題となっているそうです。日本では18歳から選挙活動のボランティアが可能で、保護者の同意があれば18歳未満も参加できます。しかし、選挙活動を支える人手は年々不足しており、特に地方では投票所の減少や開設時間の短縮が問題になっています。
若い世代が選挙ボランティアに関心を持つことは、政治への参加意識を高め、投票率の向上や地域活性化にもつながります。選挙管理委員会や候補者の事務所を通じて、投票会場の案内やポスター掲示など、地域でできるサポートの機会が広がっています。今回の第50回 衆議院選挙 では準備期間が少し短かったですが、興味のある方は、次回のために、このようなボランティアがあることを覚えておくといいかもです。
2024 第50回 衆議院選挙 :注目の議席数について
2024年の 衆議院選挙 では、衆議院の総議席数が大きな注目点となっています。衆議院の定数は 465議席 ですが、各政党がどの程度の議席を獲得するかによって、日本の政治の方向性が大きく変わります。特に、与党である 自由民主党(自民党) と 公明党 の連立政権が過半数を維持できるか、または野党がどれだけ議席を増やすかが重要なポイントです。「過半数」は233議席です。
選挙では、議席が 小選挙区制(289議席) と 比例代表制(176議席) に分かれています。小選挙区制では一人の候補者が選ばれるため、接戦が予想される地域では一票の重みがさらに増します。比例代表制では、全国規模での政党支持が反映されるため、比較的小規模の政党も議席を得るチャンスがあります。
2024年の 衆議院選挙 :各政党の公約と候補者をチェックしよう!
選挙にあたっては、各政党がどのような「公約」を掲げているかを確認することが重要です。「公約」とは、政党が選挙の際に約束する政策や目標のことで、これに基づいて有権者は投票を行います。たとえば、経済成長や福祉の充実、環境対策など、各政党が重視するテーマは異なります。また、各候補者の背景やこれまでの活動内容も投票の参考にしましょう。公約や候補者の情報は、政党の公式ウェブサイトや選挙公報で簡単に確認できます。
投票前に確認!第50回 衆議院選挙 のスケジュールと投票方法
衆議院選挙 の投票日は2024年10月27日ですが、当日に投票できない場合は期日前投票も可能です。期日前投票は10月上旬から投票日前日までの間に行われ、住民票がある市区町村の指定された場所で投票できます。また、引っ越しや長期の旅行で自分の住んでいる場所で投票できない場合は、不在者投票の手続きも可能です。投票所に行く際には、選挙の案内状と身分証明書を忘れずに持参しましょう。
投票の仕方:手続きから実際の投票までのステップ
当日の投票時間は、届いた選挙案内状を確認し、余裕をもって出かけるのがおすすめです。必ず選挙案内状を持参して指定された投票所に行きます。投票の手順は、各選挙会場にいるスタッフのご案内に従ってください。受付で案内状を提出し、まず投票用紙「3枚」を受け取ります。今回の選挙では、衆議院選挙 の「小選挙区」と「比例代表」の2枚と、「最高裁判所裁判官国民審査」1枚の、合計3枚。配布のタイミングなども選挙会場によって異なりますので、スタッフのご案内に従ってください。
衆議院選挙 の「小選挙区」と「比例代表」の2つの投票用紙に、記載台で自分が支持する候補者名や政党名を記入します。とくに「比例代表」の用紙に記入する政党名の略称は、指定された略称があるので、正確に記入することが大切です。記入が終わったら、それぞれ規定の投票箱に用紙を入れて完了です。書いてはいけないことなどの注意点は、こちらの動画がわかりやすいです。
【解説】2024年衆議院選挙 1票をムダにしない「投票用紙」の書き方 《新潟》
また「最高裁判所裁判官国民審査」の投票も同時に行われます。こちらの用紙には、やめさせたい裁判官に「✕」をつける、というルールですので、〇はつけない決まりです。終わったら用紙を規定の投票箱へ入れて完了です。
不安な場合は、選挙管理委員会のスタッフがサポートしてくれます。ご案内事項をしっかり聞いて投票を行えば大丈夫です。安心して投票に臨んでください。
インターネットで 衆議院選挙 情報を調べよう!おすすめの選挙情報サイト
選挙に関する最新情報はインターネットや新聞・テレビなどを通じて簡単に調べられます。特に、政府の公式ウェブサイトや、主要メディアの選挙特設ページでは、各政党の公約や候補者の詳細な情報が掲載されています。また、SNSやYouTubeなどでも、候補者の討論会や政策説明を視聴できるため、直接自分の耳で聞くことができます。おすすめのサイトとしては、総務省の選挙情報ページや各新聞社の選挙特集ページ。NHKの選挙特集ページもわかりやすいのでチェックしてみてください。
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まとめ: 衆議院選挙 へ行って投票率を上げよう!
第50回衆議院選挙の投票率は何パーセントまでいくでしょうか? 令和3年10月に行われた前回 第49回衆議院議員総選挙の投票率は、55.93%だったそうです。今から約20年前は75%以上の投票率があったそう。日本の選挙投票率は低下傾向にありますが、世界で若者の投票率が高い国として知られているのが、スウェーデンです。スウェーデンの若者の投票率は、81.3%、同じ年に行われた日本の選挙での若者の投票率は32.4%だったそうです。
今回の第50回 衆議院選挙 は、私たち一人ひとりが日本のこれからに向けて大切な選択をする機会です。初めての選挙の方も、候補者や政党の公約をよく調べたり、自分の考えに最も合った選択をして、ぜひ積極的に選挙に参加しましょう!!