秩父の秘境・三峯神社:歴史と見どころ完全ガイド

三峯神社

三峯神社は、埼玉県秩父市に位置する、歴史と自然が豊かな神社。この神社は、闇や光の神を居祈る地として、一人の心を治め、体験をリフレッシュさせる力があると言われています。このガイドでは、三峯神社の歴史や見どころを詳細に解説します。

三峯神社とは?その歴史と由義

三峯神社

三峯神社は、埼玉県秩父市の山中に鎮座する、霊験あらたかな神社です。主祭神として、日本神話の創造神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀り、夫婦和合や縁結び、家庭円満などのご利益で知られています。その歴史は古く、約1900年前に日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際、当地で神霊を祀ったことが始まりとされています。

狛犬が狼である理由

三峯神社の象徴的な特徴の一つが、狛犬ではなく狼を神使(しんし)として祀っている点です。三峯神社では「山犬(狼)」を「お犬様」と呼び、神の使いとして敬います。狼は古来、農作物を荒らす害獣を退治し、山で人々を守る存在とされてきました。三峯神社の狼は魔除けや守護の象徴として信仰を集めており、特に家内安全や旅行安全を祈願する参拝者に親しまれています。

三ツ鳥居について

三峯神社

もう一つの特徴が、「三ツ鳥居」(三輪鳥居ともいう)と呼ばれる珍しい形式の鳥居です。この鳥居は三柱の柱で構成され、中央と両側に三つの通路を持つ独特な形状をしています。三ツ鳥居は、日本武尊が祀った伊弉諾尊と伊弉冉尊、そして周囲の自然をも神聖視する信仰の表れとされています。この鳥居をくぐることで、特別な神域に入る感覚を味わうことができます。

三峯神社のご利益・縁結びの石・夫婦杉について

三峯神社

古くから縁や夫婦にご利益がある神社として知られている秩父の三峯神社は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)という日本神話の夫婦神が主祭神として祀られています。このお二人は、天地開闢(てんちかいびゃく)の際に国土を生み、さまざまな神々を産んだ神様。そのため、夫婦和合や家庭円満、良縁成就の象徴とされているのです。

三峯神社のご神域には、夫婦の絆を深め、良縁を引き寄せるとされる夫婦杉という名木があります。この杉は2本の木が根元でつながり、一体となって天に向かって伸びています。この姿は、強い絆で結ばれた夫婦や縁の象徴、縁結びの木とも言われるパワースポットになっています。多くの参拝者が訪れて祈りを捧げています。三峯神社の自然豊かな環境や厳かな雰囲気が、訪れる人々の心を癒し、縁や夫婦関係の調和を促しているとも言われます。

三峯神社のご祈祷:御眷属拝借御祈祷とは?

三峯神社

御祈祷とは

御祈祷は、人生の節目や日常の中での様々な願い事を神前で祈願する神事。家内安全、商売繁盛、交通安全、厄除けなど、多岐にわたるお願い事でご祈祷していただけます。また、社務所の受付でもご希望に沿った祈願内容をご案内してくれるそう。遠方にお住まいの方や、諸事情で参拝が難しい方のために、郵送での御祈祷申し込み可能。お電話でも詳細をご案内してくれるとのことです。

次の記事では御祈祷についての詳しい解説はこちら↓

三峯神社の各種御祈祷

個々のお願い事に応じて、神様の御守護を祈ります。御祈願料は5,000円から50,000円以上まであり、金額に応じて授与品が異なります。

御眷属拝借御祈祷とは

また、三峯神社には、「御眷属拝借」と呼ばれる特別な御祈祷があります。これは、神使である狼(お犬様)の御加護を家庭や事業に招き入れることで、家内安全や商売繁盛などを祈願するもの。この祈祷を受けることで授与されるのが「御眷属札」です。

三峯神社では、狼を「御眷属」と呼び、神の意志を人々に伝える存在として信仰しています。御眷属拝借は、この狼の守護を一年間拝借するという特別な祈祷です。祈祷を受けると、「御眷属札」が授与されます。この札は家の守り札として一年間お祀りし、災厄を払い、家族や事業を守護するとされています。御眷属拝借料は5,000円で、1年後に返納が必要です。

御眷属札は、神棚や家の清浄な場所にお供えし、毎日神棚に手を合わせて感謝の気持ちを伝えると、御眷属様の加護がより強くなるとされています。一年間お祀りした後、感謝の気持ちを込めて神社に返納します。その際、新たに祈祷を受け、再び御眷属札を拝受することも可能です。

郵送による御祈祷の申し込み

お問い合わせ先:
三峯神社社務所 電話: 0494-55-0241

御祈祷の詳細:公式サイト
ご祈祷案内 | 三峯神社

三峯神社の御眷属拝借御祈祷は、狼信仰に基づいた独自の祈願方法で、多くの参拝者から深い信仰を集めています。訪れた際は、この特別な祈祷を体験し、御眷属札を大切にお祀りしてみてはいかがでしょうか。

三峯神社へのアクセス方法と駐車場情報

三峯神社は、埼玉県秩父市の山中に位置しており、豊かな自然に囲まれた神秘的なスポット。三峯神社へのアクセス方法と駐車場情報についてご紹介します。

公共交通機関でのアクセス

西武秩父駅

最寄り駅は西武鉄道の西武秩父駅です。駅からは、西武観光バスの「三峯神社行き」に乗車し、終点の三峯神社バス停で下車します。バスの所要時間は約75分です。バス停から神社の境内までは徒歩数分でアクセスできます。なお、バスは本数が限られているため、事前に時刻表を確認することをおすすめします。

車でのアクセス

秩父湖

車の場合、関越自動車道の花園インターチェンジから国道140号を経由し、秩父市街を抜けて三峯神社へ向かいます。秩父湖を過ぎたあたりから山道が続きますが、案内標識が出ているので迷わず到着できるでしょう。秩父市街地からの所要時間は約1時間です。

駐車場情報

三峯神社には専用の駐車場があり、約300台分のスペースが用意されています。駐車場は神社の境内近くに位置しており、徒歩数分でアクセス可能です。駐車料金は普通車が1台500円(2025年1月現在)です。大型連休や特定の祭礼日などは混雑することがあるため、早めの到着がおすすめです。

詳細:外部サイト
三峰駐車場/秩父市

都内からは少し時間がかかりますが、公共交通機関や車などのアクセス方法を事前にチェックして、壮大な自然と霊験あらたかな雰囲気を楽しみに、三峯神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

三峯神社の住所など

住所 〒369-1902 埼玉県秩父市三峰298−1
TEL 0494-55-0241
FAX 0494-55-0328
公式サイト 秩父 三峯神社
公式インスタグラム 三峯神社(@mitsuminejinja) 

三峰神社参拝の後に楽しむ!おみくじ付三峰だんごの魅力とは?

三峰だんご

三峰神社の参拝後にぜひ立ち寄りたいのが、「三峰お犬茶屋 山麓亭」。ここで人気なのが、おみくじ付の「三峰だんご」です。香ばしい焼き目と、たれのほんのり甘じょっぱい味わいがたまらない、心もお腹も満たされる一品です。このだんごには、小さなおみくじが付いており、食べながら運勢を占えるのも楽しいポイント。参拝のご利益に加え、さらに運気を引き寄せられそうです。山の清らかな空気の中、焼き立てをほおばる時間は特別なひととき。三峰神社を訪れた際には、このだんごをぜひ味わってみてください。参拝の疲れを癒すお茶も一緒にどうぞ!

秩父のイベント・周辺のグルメスポット詳細:外部サイト
秩父観光協会

まとめ:三峯神社への家族旅行を!ご利益と絶景を堪能する一日

 
 
 
 
 
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三峯神社は、秩父の秘境として多くの魅力を秘めたスポットです。その歴史や文化、絶景の拝殿、特別な御眷属拝借、そして豊かなご利益は訪れる人々を引きつけます。また、周辺の観光スポットやグルメも、訪問者にとって特別な体験を提供します。このガイドをもとに、ぜひご家族で三峯神社を訪れ、自然と歴史が調和した空間を体感してください。秩父の大自然と文化の魅力を堪能し、心身ともにリフレッシュする旅を楽しみましょう。

また、次回は、全国にある三峯神社の分社についてご紹介予定です。お楽しみに!

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