10月10日は 缶詰の日 特集☆ 水産高校 海洋高校生 が作ったレアな ローカル缶詰 のご紹介♪

10月10日は 缶詰の日 。明治時代、石狩川のサケを原料に、缶詰の製造がはじまった日にちなんで記念日になっているとのことです。今では防災用や日々の食事用としてたくさんの種類が出回っている缶詰。今回は、全国各地の 水産高校 海洋高校生 が作った、とっても珍しいローカル缶詰をご紹介します。

10月10日は 缶詰の日 特集☆ 水産高校 海洋高校生 が作った レア缶詰 のご紹介♪

水産・海洋高校ってどんなところ?

海に囲まれている日本には、各地に水産・海洋高校があります。水産や海洋といっても分野はとても幅広く、さまざまな学科があり、海に関する専門的な勉強ができるのが特徴。海での実習があったり、地域の人たちとのつながりがあったり、普通校ではなかなか味わえない魅力があります。

LOCAL FISH CAN グランプリ 2021

LOCAL FISH CAN グランプリ 2021とは、全国の高校生がLOCAL FISH(=課題魚)を利用した、オリジナル缶詰を開発して競い合う大会。今年はすでに地方大会の代表が出そろい、全国大会が2021年10月15日(金)~16日(土)に開催予定です。

🐟LOCAL FISH CAN グランプリ 2021~海と日本プロジェクト~
大会サイトを今すぐチェック

昨年の缶詰大会のサイトがこちら。年に一度の恒例の大会なんですね!

🐡水産・海洋高校缶詰瓶詰全国大会2020
昨年の大会サイトを
今すぐチェックする

それでは、水産・海洋高校の高校生たちが作った缶詰をくわしくご紹介します。

大分県立海洋科学高等学校「マグロ缶詰」

大分県立海洋科学高校の「マグロ缶詰」1缶250円。ちゃんと学校名と校章が入ってますね!地域のイベントや学校祭のみで販売されているとってもレアな缶詰で、購入個数制限を設定しても完売するほどの人気商品だそうです。

🐟商品の特徴&おすすめポイント(先生より)
本校のマグロ油漬け缶詰は、マグロ缶の中でも高級原料であるビンナガマグロを使用したもので、1缶1缶丁寧に製造しています。特徴はチャンクタイプ(かたまりタイプ)という大きめにほぐしたもので、味付けは塩のみとなっており、マグロ本来の味が堪能できる逸品です。

大分県立海洋科学高校の海洋科では、2年次から航海コース、機関コース、食品コースに分かれていろいろな実習を行っていて、インスタでも航海実習の様子などが公開されています。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

大分県立海洋科学高等学校(@oita_kaiyoukagaku)がシェアした投稿

学校サイトやFacebookページもぜひご覧くださいね!

大分県立海洋科学高校 サイト
大分県立海洋科学高校 Facebook

千葉県立館山総合高等学校「くじら味付け缶詰」

南房総市の和田漁港では、毎年夏にツチクジラが水揚げされ「くじらのたれ」や「大和煮缶詰」などの特産品が有名です。千葉県立館山総合高等学校では、そんな地域の食文化を支えてきた「くじら」をつかった缶詰「くじら味付け缶詰」が作られています。地産地消を考え、南房総の歴史と文化を感じる実習製品。結構ボリュームもあって、ごはんやお酒のお供にも良さそうです!

🐟毎回大行列ができるほどの人気商品!
館山総合高校では、統合前の安房水産高校時代の昭和40年代から「くじら味付け缶詰」を製造、現在まで50年以上継続して文化祭や地域のイベントで販売しています。味付けに使われる醤油は、千葉県産のうま味とコクが強いヤマサ醤油を使用。販売会では、毎回大行列ができるほどの人気商品です☆

千葉県立館山総合高等学校 サイト

静岡県立焼津水産高等学校「マグロ油漬け缶詰」

🐟日本のまぐろ油漬け缶詰のはじまり!
静岡県立焼津水産高等学校の「マグロ油漬け缶詰」は、日本で最初に作られた元祖ツナ缶。その歴史は大正時代、静岡県で豊漁だった「ビンナガマグロ」を静岡県水産試験場の村上芳雄技師が、油漬けにして缶詰にすることを発案。1929年に焼津水産学校(現在の焼津水産高校)の実習場を使い、製造科職員と生徒の協力のもと、400ダースを生産し、アメリカへの輸出を行ったのが日本のまぐろ油漬け缶詰のはじまりだそうです。

こちらは“ビンナガマグロ”の血合いの部分を手作業で除去するクリーニング実習の様子。静岡県立焼津水産高等学校の「マグロ油漬け缶詰」は今も変わらぬ伝統的な製法で製造されています。その他の実習もぜひチェックしてみてください。

静岡県立焼津水産高等学校 実習の様子

岩手県立高田高等学校「サバの白味噌煮缶詰」

こちらのパッケージがかわいい缶詰は、岩手県立高田高等学校の海洋システム科食品科学コースの高校生による「サバの白味噌煮缶詰」。 たくさんの人に陸前高田市に来て食べてもらいたいという願いがこもった、地元の食材で作られたのサバ缶です。製造の様子がこちらです!

🐟地元の食材を使用した“幻の缶詰”
地元の定置網で獲られた新鮮な生のサバと、地元の老舗味噌製造所の白味噌で味付けされています。2020年に販売を開始した新しい味の新しい商品です。1缶250円で地元の道の駅「高田松原」にて限定販売しています。大量生産ではないので、地元でも“幻の缶詰”となっているそうですが、お立ち寄りの際にはぜひチェックしてみてください(限定販売なのでいつでも販売しているとは限りません)。

岩手県立高田高等学校 海洋システム科について

京都府立海洋高等学校「京の鯖」

京都府立海洋高校が伝統的に製造している「鯖味付缶詰」を、もっと多くの方に届けたいと、福井缶詰株式会社が再現して商品化されたものがこちらの「京の鯖」。地元企業へ製造を外注することで大量生産ができるようになり、地元の土産物としても定着しています。

🐟Amazonや楽天でも販売中です♪
京都府立海洋高校が代々こだわっている「国産サバを国内加工」で忠実に再現されています。あっさりした味わいで、パスタやサラダにも利用でき、多くの方々に愛される商品です。

販売実習やマーケティング実習を行うことができ、商品を作ることはもちろん、売ることの勉強にもなっているそう。「京の鯖」は地元に貢献できる仕組みができている製品なんです。現在、松坂屋高槻店をはじめ、60以上の事業所、「Amazon」「楽天」でも購入できます。

「京の鯖」販売サイト Amazon 
「京の鯖」販売サイト 楽天

熊本県立天草拓心高等学校マリン校舎「きびなご味付缶詰」

キビナゴは天草・牛深港の特産品で、鰯のなかまで体調10㎝くらいの春の魚。旬の6月には身が肥えて脂がのったおいしいキビナゴが大量に漁獲されますが、魚価の下落が長年漁業者の課題ともなっていました。そこで、熊本県立天草拓心高等学校マリン校舎の学生が天草漁協青壮年部と協力して開発した製品が「きびなご味付缶詰」です。

🐟カルシウム豊富でおすすめです♪
早朝水揚げされたキビナゴを、海洋科学科栽培・食品コースの生徒が地元産の醤油や生姜などで味付け。丸ごと食べられるよう加工してあるので、子どもや高齢者の方に特におすすめ。缶詰製造実習の肉詰めの様子がこちらです。

こちらは調味料の注液の工程です。

例年、地元の物産館など、数カ所でも販売されていますが、今年度も好評につき早々に完売! 今月は少量ですが東京の「銀座熊本館」でもイベント販売されているとのことです。

銀座熊本館“熊本の高校生”が開発した
缶詰やスイーツ商品を販売イベント!
販売期間:令和3年9月28日(火)~10月11日(月)11時00分~19時00分
https://www.kumamotokan.or.jp/kiji003399/index.html

水産・海洋高校生が手がけたローカル缶詰特集、いかがでしたか? 海に恵まれている日本各地に、特色や歴史ある海洋高校の活動があるんですね。これから旅先などで、ぜひローカル缶詰にも注目してみてください。今回ご紹介した高校生が作ったレア缶たちにも出会えるかもしれません♪

みんなに教えてあげてね!

コメントを残す

名前、メールアドレス、コメント欄は必須項目です(メールアドレスが公開されることはありません。)